紅葉とあぶり餅。路地を歩けば凛とした京都の北、今宮神社と大徳寺 2017。
こんばんは。
通訳案内士のわんふらです。
今日は、ちょっと時間があったので路地をお散歩。
2017年は、寒暖の差が激しかったからか、紅葉綺麗でしたね。
12月に入りましたが、まだ秋の名残を楽しめます。
私が向かったのは今宮神社。
境内でほっこり、あぶり餅を食べて一服したくて。
今宮神社は平安時代1,000年も昔に建てられた由緒ある神社です。でも、なんせ京都には神社仏閣が何百とありますし、京都の北はバスや車でしか訪れられないところも多く、ちょっと不便。有名な金閣寺には行っても、なかなか他のお寺まで行く機会がないなぁという方もいらっしゃるかと。
京都の秋の醍醐味は、「凛とした空気。」と思っている私には、静かで落ち着ける場所が大好きです。
横道にそれると、秋の彩りに出会えます。
紅葉だけでなく、色んな葉っぱが色づいています。
アカナンテン。
銀杏並木は、黄金の絨毯みたいになってました。
ぷらぷら歩いて、今宮神社に着きました。
毎月1日は、境内で今宮市をやっているということで、出店されている様子も。
古い着物等も販売されておりました。
まずは、お参りをさせて頂きました。ここは、子宝の神様ですので、自分は産む予定はありませんが、お友達などみなさん子育て頑張っており、みんなの赤ちゃん、子供たちが健康ですくすく育ちますようにお祈り。
きちんとご挨拶をすませたら、お目当てのあぶり餅屋さんへ。
門をくぐると右左に二軒。
境内から入って左が「一文字屋和輔」さん。創業千年以上。。。
右は、かざりやさん。創業400年。
味も少々違うらしいですが、どちらも美味しいです。
私は、最近は、なんとなく一和さんへ。
特に大きな理由がある訳ではないのですが、お店で働いてる女性のみな様の笑顔が素敵で。心配りの気持ちを感じます。
「おこしやすぅ〜。おぶ飲んでくださいね♥︎」と笑顔で迎えて頂けます。
ちなみに、みなさんご存知かと思いますが、「おぶ」とは京都弁のお茶のことです。
ワンコインで、この癒し。
炭火の香ばしい香り。白みその爽やかな甘み。素朴かつ歴史を感じるお味です。
あったかいお茶碗を両手で包むと、じんわり暖まります。
お店の中で座っていると、パラパラと時雨が。
夕方に向けて傾いた柔らかい日の光に照らされて、雨粒がキラキラしていました。
雨宿り。平安や江戸の時代の人々も、こうしてお茶して幸せな気分になってたのかなぁと思ったら、なんだか町娘の気分で笑顔になりました。
紅葉の時季、土日等は混んで、行列になっているのも見たことがありますが、普段はゆっくり落ち着けます。すべて手作り、注文してからあぶって下さいます。
歴史、今と昔、人と人とのつながりを感じた後は、また歩いて帰ります。
大徳寺の夕暮れの鐘が、ゴーンと深く響いて、月も輝きを増してきました。
今日も、一日ありがとうございます。
今宮神社へのおすすめの行き方は、京都駅や四条などの街中から、地下鉄で北大路へ、そこから何本も西行き(金閣寺方面)のバスが出ていますので、「大徳寺前」などで降りてお散歩がてら向かうと楽しいです。